【浸水対策 基礎知識】簡易的な止水板の自作方法紹介
浸水対策に有効な止水板を簡易的に自作する方法をご紹介します
近年増加している浸水被害を防ぎ、軽減するための一つの対策として、止水板に関する情報を提供します。
土のうより簡単に設置でき、止水性も高い止水板を簡単に自作する方法をご紹介します。
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浸水対策における止水板の特徴
止水板は、水害時に建物への浸水被害を抑制するための有効な手段の一つです。
一般的に普及している土のうによる対策では、事前に土のう袋を保管し、浸水が予想される時には土を詰めて土のうを作成する必要があります。
また、土のうは1個約20kgと重く、複数個を設置するためには大きな体力負担が伴います。さらに、土のうの積み方によっては止水性が十分発揮されないこともあります。
一方、止水板は初期費用が高く、建物により施工が必要になるデメリットがありますが、設置は容易で止水性が高いという特長があります。
より詳しい土のうと止水板の比較結果はこちら
簡易的な止水板の自作方法
止水板の導入が間に合わなかった場合や、止水板を導入するほどではないが土のうよりも少しでも簡単に設置できるようにしたい場合などに、止水板を自作する方法が考えられます。
一部の行政機関からは、以下のような自作方法が紹介されています。
- 出入口の幅よりも長い板(木製、金属製)を用意する
- 土のう、ブロック、ポリタンクなどで板を出入口前に固定する
- (可能であれば)ブルーシートで全体をくるむ
また、実際の水防訓練では、金属製の板に土のう2個を用いて簡易止水板を設置する事例が、下記のウェブサイトで紹介されています。
ただし、自作の止水板では建物の側壁部と止水板をうまく接続できず隙間が発生する、床と止水板をうまく密着させられず隙間が発生する、といった不具合が発生しやすく、十分な止水性を発揮できない懸念があります。
また、材質や形状によっては強度が不足して水圧に耐えられない可能性もありますのでご注意ください。
自作の止水板では十分ではないと感じられた場合は、止水性と導入しやすい価格を両立した止水板「水用心」をぜひご検討ください。
下記ホームページに、導入事例や参考価格を掲載しています。