【止水板 工事事例】ブロック塀と止水板を併用して導入費用を抑制した事例
戸建住宅の敷地全体の浸水を防ぎたい場合に、ブロック塀などの止水壁と止水板を併用することで製品数や施工内容を簡略化した事例をご紹介します
近年、水害が身近に感じられるエリアに戸建住宅をお持ちの方から止水板導入のご相談をいただいた事例です。
戸建住宅の場合は、住居の基礎部にある通気口が浸水経路になってしまう場合や、車や庭を浸水から守りたい場合もあるため、敷地全周を止水しなければいけないケースがあります。
通用口として開放する必要がある部分以外をブロック塀などの止水壁で止水し、通用口には取り外し式の止水板を設置することで、導入費用を抑制できることがあります。
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過去に経験がないような大規模な水害が近隣地域で発生し、浸水対策として止水板の導入を検討
近年、ゲリラ豪雨や台風による水害が激甚化しています。
これまでは大きな水害を経験されていない地域にお住まいの方でも、近隣地域で水害が発生したり、ニュースなどの情報を参考にされて、浸水対策を検討するケースが増えています。
既に建設済みの建物に対する浸水対策として、取り外し式の止水板が選択肢の一つになります。
止水板は、より一般的な浸水対策用品である土のうに比べて、高い止水性を有し、設置や片付け作業が楽であるという特長があります。
浸水対策用品の選び方ガイドはこちら↓
本記事で紹介する事例におきましても、そのような背景があり浸水対策として止水板の導入を検討しているとお問い合わせをいただきました 。
土のうよりも一般的に価格が高く初期費用が気になる止水板ですが、戸建住宅に止水板を導入する場合は、開口部が多く止水板の設置個所が多くなってしまうケースや、建屋の構造に合わせた煩雑な施工が必要なケースがあり、さらに導入費用の負担が大きくなってしまうことがあります。
「自宅に止水板を導入することができるか?」「どのような工事が必要になるのか?」「どのくらいの費用がかかるのか?」といったお問い合わせをよくいただきます。
止水性の確保と導入費用の抑制の両立方法をご提案
戸建住宅における効果的な止水板の設置方法は、浸水経路や住宅および敷地の構造によって異なります。
止水すべき浸水経路が少ない場合は、その経路にのみ止水板を導入すればよいですが、敷地の全周を止水する必要がある場合は、全周に止水板を導入するのは費用面でも設置および取り外しの手間の面でも現実的ではありません。
そこで本記事で紹介する事例では、下図の写真に示すとおり、通用口として利用しない敷地の境界部には止水壁としてブロック塀を敷設していただき、 通用口として普段は開口している必要がある部分には、止水板を設置することをご提案しました。
適切な強度および高さのブロック塀を敷設することで、比較的安価に広いエリアを止水できます。ブロック塀は取り外しが困難なため、通用口には取り外し可能な止水板を設置することで、製品費用と施工費用を合わせた導入費用総額を抑制できます。
※注意
ブロック塀などの止水壁を設ける場合には、水圧で倒れないように設計・施工することが重要です。想定水位によっては、ブロック塀を上に積むだけではなく、地面部分の見直しも必要になる場合があります。工事を担当される建築業者様などにご相談ください。止水板の設置もご検討いただける場合は、弊社にご相談いただければ、建設業者様と協議し、止水板と止水壁の接続部分なども含めて対応いたします。
ブロック塀の場合は、日本建築学会が公開しているブロック塀の診断に関する資料が参考になります。
下図の写真は建物側(内側)から撮影した写真です。ブロック塀を設ける際に、水圧に耐えられるように地面部分も含めて施工しました。また、このように敷地をブロック塀で囲う場合、止水板を設置すると敷地内に直接降り注ぐ雨が逆に溜りやすいので、図中の右下に示された排水ポンプ用の桝を設置し、敷地内に直接降り注いだ雨をポンプで敷地外に排出する対策も講じています。
止水板の導入により浸水リスクに対する不安が軽減
止水板を導入されたお客様からは、次のような声をいただいております。
「もしまた大雨が降っても止水板を設置すれば浸水をある程度防げる、という安心感を得られている」
「自宅に合った工事の内容まで提案してくれて助かった」
その他の導入事例はこちら↓
お客様のご要望(仕様や価格)に合わせて製品設計だけでなく工事内容の簡略化なども含めてご提案します
この記事では、戸建住宅に止水板を導入していただいた事例を紹介しました。
庭や駐車場を含む敷地全体の止水が必要であったため、通用口として利用しない敷地の境界部には止水壁としてブロック塀を敷設し、通用口として普段は開口している必要がある部分には止水板を設置することで、製品数や工事費用を抑制して導入いただくことができました。
それにより、「もしまた大雨が降っても止水板を設置すれば浸水をある程度防げる、という安心感を得られている」「自宅に合った工事の内容まで提案してくれて助かった」という声をいただくことができました。
水害が発生するような大雨が降らないことが一番望ましいですが、もしもの場合に大切なご家族やご自宅を浸水被害から守るための備えとして、個々のお客様に合った止水板の導入をご提案しています。
もし止水板の導入にご興味がある方は下記フォームからお問合せください。
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